支援のお願い

【ご支援の御礼とお願い】
プロジェクト発足以来、たくさんの方々からのご支援をいただき、感謝申し上げます。
早いもので東日本大震災から三年、「花と緑による復興支援」を旗印とした私達の活動も三年目を迎えます。
その間、物資などの支援から、被災住民の方々と一緒に活動する支援へとその内容も変化してきました。
復興とともに、私達も一歩一歩前進をしたいと考えています。
今後もあの震災の日を忘れず、継続してご支援いただければ幸いです。

2012年6月4日月曜日

三陸・復興応援ガーデンツアー報告

 6月3日、パンフレットにてご案内しておりました、オープンガーデンいわて共催による「三陸・復興応援ガーデンツアー」を開催しました。

当日はお天気も上々、チャーターしたマイクロバスで、朝8時に盛岡駅西口バスターミナルを出発!道中、県外からお越しの方達をピックアップしながら、目的地に向いました。

最初に訪れたのは、「趣味の園芸」などメディアにも登場している、花巻市東和町のクレマチス・ナーセリー及川フラグリーンさん。
300種以上の苗の展示・販売を行うという「クレマチス・ウィーク」に先駆けての訪問となりましたが、敷地内にはそちこちに開花し始めたクレマチスがあり、及川さん親子による解説に、皆さん真剣に耳を傾けていました。
及川フラグリーンの及川辰幸さん
二代目・洋磨さんの説明に聞き入る参加者
人気を集めていた「雪の華」
また、お庭にはクレマチスだけでなく、あまりお目にかかったことのない樹木などもあり、ここでも皆さん熱心に写真を撮ったり、質問をされたりしていました。
まだまだお話を聞きたいところでしたが、既にスケジュールが15分ほど超過。大急ぎで、次なる目的地に。



小島さんのハーブガーデン
途中、兵庫からお越しの方をピックアップ。更に遠野でオープンガーデンをされている小島さんと、本日のメインゲストのお一人である二宮浩嗣さんをピックアップ。ここでほんの僅かな時間でしたが、小島さんのハーブガーデンの方も拝見させていただきました。




ベルガーディアに到着!
この後、車中で二宮さんの「メドウガーデン苦労話」に耳を傾けつつ、次なる目的地のベルガーディア鯨山さんへ。昼食は、ベルガーディアさんのお庭を拝見しながら、「復興食堂」の「おらが丼」をいただきました。
「おらが丼」は、ご飯の 上に鮭のほぐし身といくらがたっぷり乗っていて、ネギとワサビが添えられている丼物。特製の「あん」をかけていただくのが特徴です。お昼をとっくに回って いたので、写真を撮るのを忘れてパクついてしまいました。実物は、復興食堂でお確かめ下さい。

野生の鴨も遊びに来る池
爽やかな風が吹くガーデン

さて、肝心のお庭の方ですが…何でも手作りしてしまうというオーナー、「えっ!これも作ったんですか?!」という驚きが連続の素晴らしいお庭でした。随所 に物語を感じられるビューポイントがあり、ゆっくりじっくり眺めたいお庭です。先日オープンした「森の図書館」では、ボランティアでお手伝いいただいた漫画家さんたちによる色紙が展示されていました。

さて、いよいよ本日のメイン、バスは陸前高田市にある吉田正子さんの花畑へ。
バスにはプロジェクトの発起人となったガーデン雑誌BISESの八木編集長をはじめ、副編集長の倉重さん、3月19日の「陸前高田市花壇種まき」 の際にトランク一杯に芝の種を運んできて下さっ た北海道の内倉さん、そして淡路から駆けつけて下さった辻本智子さん(奇跡の星の植物館プロデューサー)も同乗しています。

そして花畑到着!第一声は、八木編集長たちの「キャ~♪」という喜びの歓声でした。
3.11後に視察に訪れた際に現地のあまりの酷さに絶句、「ぜったい、無理だと思った」そんな言葉がもれるほどだったところに、奇跡のような花畑ができていたのですから、喜びも一入でしょう。
もう、そのあとは、「きゃー、かわいい!こっちも可愛い!わー、きれい!」の連続でした。
これだけ喜んでいただければ、現地で陣頭指揮をとった二宮隊長もホッと一安心でしたでしょう。
この花畑については、BISES誌面にて詳しく解説してくださると思いますので、そちらに譲りたいと思います。

大勢のボランティアが関わって、
そこに夢の世界が広がっていた

乙女に帰るひととき
風に揺れるアグロステンマ

夢の世界から現実へ。無常にも時計は「20分押し!」を告げています。名残を惜しみながら、帰路につきました。予定をややオーバーしたものの、午後7時過ぎに無事マリオスバスターミナルに到着し、バスツアーは終了しました。
ご参加下さいました皆さま、お疲れ様でした。
by畠山

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