支援のお願い

【ご支援の御礼とお願い】
プロジェクト発足以来、たくさんの方々からのご支援をいただき、感謝申し上げます。
早いもので東日本大震災から三年、「花と緑による復興支援」を旗印とした私達の活動も三年目を迎えます。
その間、物資などの支援から、被災住民の方々と一緒に活動する支援へとその内容も変化してきました。
復興とともに、私達も一歩一歩前進をしたいと考えています。
今後もあの震災の日を忘れず、継続してご支援いただければ幸いです。

2013年5月13日月曜日

陸前高田種まきツアー

5月12日(日) 、かねてご案内しておりました、盛岡駅発の種まきツアーを開催しました。
週間天気予報では雨マークがついていたりで気をもみましたが朝には雨も止み、盛岡駅西口マリオス前からと盛岡インター手前から参加者が貸切バスに乗り込み、一路陸前高田へ向います。

途中トイレ休憩を取りながら、2時間くらいで現地に到着。 
この日種まきをする「森の前花壇」ではボランティア参加の大学生たちが事前準備に勤しんでいました。
種まき作業は昼食後ということで、バスツアー組はまずフラワーロードの視察に向いました。

ジャクリーン花壇


5月2日の時点でチューリップ満開の報が入っていたので、既に花は終わっているかな…と思っていたのですが、寒い日が多かったせいか、この通りまだまだチューリップが楽しめる状態でした。
とはいえ、この日は「やませ」が入ったらしく、とても寒い!気温は16度くらいあったようですが、冷たい風がチューリップを揺らします。

 次に、絆花壇の方へ。一見、きれいに咲いているようにみえるかもしれませんが、3月30日の現地視察の様子で懸念していた通り、道路側の方は全く花がない状態。
種まきした方の花壇は、後方一列に並べて植えたスイセンとヘメロカリスの姿が確認できるだけでした。


絆花壇


一本松には、まだ補修用の足場が
花壇内に立てられた看板も気になりますが…公共の場所なのでいたしかたありません。
また、この花壇脇は、奇跡の一本松を見に訪れる方々の駐車場へと変貌し、仮設トイレまで設けられていました。



この後、作業のバトンタッチのため、森の前花壇(パンフレットP.6で紹介)に戻ります。
これから帰路につく大学生グループと一緒に、記念撮影をしてから作業前の腹ごしらえ。現地でおにぎりと熱いひっつみ汁を準備していただきました。


さあ、いよいよ種まきです!
全国から送られてきた種と家庭園芸普及協会のミックス種など、前日に現地入りしていたスタッフが夜なべをして仕分けしていてくれました。

 種まきの前に、隊長・二宮さんから花壇のデザインについてお話を伺いました。チョボチョボと見える緑の葉は、縁取りのアイリスです。
 花壇はまっ平らではなく、ところどころ隆起しており、道路側から眺めた場合と、背後の山側から眺めた場合なども計算されています。6つのエリアに分けられ、その間を散策できるように、うねった園路が設けられました。
あらかじめ砂とまぜられた種を、それぞれ指定されたエリアにまんべんなく蒔いていきます。種まき後、レーキで掻いて土となじませました。


森の前花壇での作業を終え、一同はひだまり花壇(パンフレットP.14)へ 。こちらはフラワーロードのように風当たりがきつくないせいか、チューリップもビオラも、モリモリに育っています。
こちらでも二宮隊長に、これからの植栽アドバイスなどをしていただきました。

この後、本日最後の目的地、吉田正子さんの花壇に向いました。
種まき準備をする間に、吉田さんに簡単にこれまでの経緯と花壇の説明をしていただきました。


 今回種を蒔くのは、海側の道路に面した場所です。まずはレーキで地面をなだらかにして、先程と同様に砂と混ぜた種を薄く・まんべんなく…。でも、実はこの「薄く・まんべんなく」が結構難しく、隊長にダメ出しをされる場面も。
この日はそれぞれがフラフラと勝手な動きで蒔いてしまいましたが、花壇の縦・横と十文字に蒔いていくとよいそうです。


こちらの花壇では、種まき後に皆で踏み踏みして、種を圧着させました。

この日の作業は、ここまで!この日まいた種が花開く頃に、また訪れたいですね。
参加された皆さん、お疲れ様でした!
(by畠山)

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