支援のお願い

【ご支援の御礼とお願い】
プロジェクト発足以来、たくさんの方々からのご支援をいただき、感謝申し上げます。
早いもので東日本大震災から三年、「花と緑による復興支援」を旗印とした私達の活動も三年目を迎えます。
その間、物資などの支援から、被災住民の方々と一緒に活動する支援へとその内容も変化してきました。
復興とともに、私達も一歩一歩前進をしたいと考えています。
今後もあの震災の日を忘れず、継続してご支援いただければ幸いです。

2011年9月16日金曜日

「花と緑の復興支援交流会inいわて」開催

 9/15(木)盛岡市のプラザおでってにて、「花と緑の復興支援交流会inいわて」が開催されました。
盛岡は9月と思えないほどの残暑で、最高気温が29度に達しました。折しも八幡宮の秋祭りと重なり、祭囃子の音の漏れ聞こえる中のイベントとなりました。


写真パネルの展示も行われました
ステージ装飾

リンドウを使ったハンギング
アレンジメントにもリンドウを

 第一部 基調講演

第一部は、プラントハンターの西畠清順氏により、「花と緑のチカラ」をテーマに基調講演をいただきました。
西畠氏は、兵庫県にある花と緑の生産卸「花宇(はなう)」の5代目。小さい頃から身近に植物のある暮らしをしてこられ、今は顧客の求めに応じた植物を探して(プラントハント)、東奔西走する日々を送っています。

そんな西畠氏が人生初と言える衝撃的体験をしたのは、14歳のこと。阪神淡路大震災に見舞われたのです。この時、家の温室はガラスが全て割れてしまったそうです。中学生の心には、大変ショックな出来事だったでしょう。

しかし時を経るに従い、良きにつけ悪しきにつけ、人は「忘却」するものです。
そして、今年3月11日に東日本大震災が発生しました。このニュースを耳にし、そして被災地を訪れた西畠氏は、フラッシュバックを感じたそうです。日頃、植物のチカラ、奇跡を信条としている彼でさえ、「今、被災地の人は植物を必要としているのか?」という疑問に悩んだということです。

そんな中、震災から日が経つにつれ、全国各地で様々な復興支援プロジェクトが立ち上がり、西畠氏のブログにも彼の背中を押すたくさんのメッセージが寄せられました。これはプレッシャーになりましたが、やがてヒマワリの種集めから立ち上がることになります。この時は、検疫通過のためヒマワリの種についたゴミを取り除くのに、大勢の台湾の方が協力してくれたそうです。そして無事にヒマワリの種は被災地に届けられました。

今回のイベントにも、花と緑のチカラで復興を支援していこうというたくさんの団体が参加しましたが、広い世の中ですから「わざわざ人が手をかけなくても、自然に草は生えてくるし、花だって咲くじゃないか」という意見をお持ちの方がおられるのも事実です。でも、「人が手を結んで努力し花を育てていくからこそ、咲かせた時の感動も大きくなるのでは?」と西畠氏は語ります。
今回の講演には兵庫からボランティアで駆けつけてくださった西畠氏に、会場からは大きな拍手が湧きました。

第二部「花と緑の復興支援団体の紹介と意見交換会」
第二部は、スライド画像を交えながら、各団体の活動をご紹介するとともに代表の方にお話を頂戴致しました。

南相馬ひまわり大作戦の八津尾初男さん
トマトプロジェクト、梅木あゆみさん

花と緑の力で3.11みやぎ、鎌田秀夫さん
JHBS岩手支部、大川原芳子さん
被災地大船渡より、吉田敏江さん
グリーンワークス牧野ふみよさん
団体紹介(紹介順)
・福島県南相馬ひまわり大作戦
・トマトプロジェクト
・花と緑の力で3.11プロジェクトみやぎ委員会
・日本ハンギングバスケット協会岩手支部
・グリーンアドバイザーによる花いっぱいキャンペーン
・(財)日本花普及協会
・遠野まごころネット
・東京農業大学
・花畑プロジェクト
・フラワーロード陸前高田
・希望の花いわて3.11プロジェクト

(財)日本花普及協会、星敦子さん
遠野まごころネット、伊勢崎克彦さん

東京農業大学、宮田正信教授
花畑プロジェクト、吉田正子さん

陸前高田フラワーロード、鈴木勝井さん
会場内の様子
希望の花いわて3.11、吉川三枝子代表
ほか参加団体
・グリーンワークス
・スイセンプロジェクト
・BISES3.11ガーデンチャリティー
・NHK出版(趣味の園芸)
・滝沢村村子供会連合会
・オープンガーデンいわて


このあと活発な意見交換を予定していたのですが、時間がオーバーしており、続きは懇親会場で……ということで、会は一旦お開きとなりました。
今回のイベントには広く県内外からご参加いただき、参加人数は68名となりました。なお、当日受付に置かれた募金箱と、ポストカード販売につきましては、集計が済み次第ご報告申し上げます。
皆様お疲れ様でした!
by畠山

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